本記事では、Lazuli PDPを導入した株式会社ベイシア、アサヒ飲料株式会社におけるLazuli PDPの導入事例を通じて、ECサイトでの商品掲載の効率化やコンバージョン率向上、POSデータの有効活用に焦点を当てた具体的な活用方法を解説します。
株式会社ベイシア：商品マスタの整備で売上約3倍に
ベイシアでは、Lazuli PDPを導入することで、EC掲載用の商品マスタの整備を実現しました。導入前は商品データを手作業で入力する必要があり、掲載商品数の増加や一貫した分析が困難でした。しかし、Lazuli PDPの導入により以下の成果を達成しています。
・商品情報の一元管理:データのクレンジングと正規化が自動化され、商品ごとの売上分析や在庫管理が容易に
・販売戦略の精度向上:一貫性のあるデータに基づく高い精度の販売戦略が可能に
・ペット用品部門の売上増加:売上金額が約3ヶ月で約3倍に、商品登録作業時間が約80%削減
具体的には、従来は商品データの入力を手動で行っていたため掲載商品数が実店舗と大きく乖離しておりデータの構造化もされていなかったため正確な分析が困難でした。
しかしLazuli PDPのデータ統合・正規化機能によりそうしたデータ品質の課題が解決できます。さらに商品情報の自動生成により商品掲載の大幅な自動化につながりました。
Lazuli PDPを活用したことで、商品データの登録・更新作業が自動化され、作業負荷が大幅に軽減されました。ペット用品部門での約80%の時間短縮は、その顕著な事例と言えます。
これにより、EC担当者はデータ入力作業から解放され、マーケティングや商品企画など、より付加価値の高い業務に専念できるようになりました。
こうした商品マスタの質の向上とEC業務の効率化により、ベイシアはEC売上を大幅に拡大することができました。特にペット用品部門では、ECチャネルが売上の主要な柱として成長を続けています。
Lazuli PDPの導入は、ECビジネスの競争力強化に大きく貢献したと言えるでしょう。
アサヒ飲料株式会社：POSデータ前処理の自動化で年間468時間の工数削減
アサヒ飲料では、Lazuli PDPを活用してPOSデータの前処理を自動化し、以下の成果を挙げています。
・工数の大幅削減:全エリアで年間468時間を要した作業時間をゼロに短縮
・高品質な商品マスタの維持:自動化により常に高い品質レベルの商品マスタを保持可能に
・クリエイティブ業務への集中:担当者が事務的作業から解放され、創造的業務に専念できる
アサヒ飲料では、POS端末から送られてくる売上データの前処理に、従来多くの手作業を要していました。
各店舗から送られてくるデータの書式がバラバラであり、それらを統合して分析に耐えうる形式に変換する作業に、全国の営業所を合わせると年間で468時間もの労力を費やしていたのです。
しかしLazuli PDPを導入したことで、このデータ前処理作業を完全に自動化することができました。Lazuli PDPの強力なデータ変換機能により、自動でデータのマッピングや正規化、重複レコードの排除などを実現できます。
さらに商品マスタとの連携で商品コードの統一も可能になり、統合された高品質の売上データを容易に抽出できるようになりました。
こうして大量の事務作業から解放された担当者は、マーケティング分析やプロモーション企画、新商品の立案などの価値創造業務に、より多くの時間を費やせるようになりました。
また、Lazuli PDPにより商品マスタの品質も常に保たれるため、分析データの信頼性が飛躍的に向上しました。
アサヒ飲料では、Lazuli PDPの導入により業務効率化と高付加価値業務へのシフトを同時に実現しその結果として企業価値の向上に大きく貢献することができたのです。
まとめ
Lazuli PDPの具体的な活用方法をご紹介しました。ベイシアではEC用商品データ登録の自動化でペット商品部門のEC売上が約3倍に、アサヒ飲料ではPOSデータの前処理自動化で468時間の工数削減に成功しています。
共通するのは、Lazuli PDPを活用してデータ量の増加と処理の自動化を推進したことです。データを収集・加工し、一元的に管理・分析できるようになったことで、業務効率化やCV向上など、様々な面でビジネスの成長に貢献できました。
Lazuli PDPの導入は、データ活用の側面からビジネスを改革する起点となります。製造業、小売業で、Lazuli PDPはデータ活用の幅を広げ、ビジネスに大きなインパクトをもたらします。データこそがビジネスの土台となる今日、Lazuli PDPの重要性は更に高まっていくことでしょう。