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POSデータから消費者心理を読み解く!Lazuli PDPの特徴タグとは?

Nov.13.2023

日本最大級のビッグデータと言われているPOSデータは、消費者の購買行動を映し出す貴重なデータです。Lazuli PDPは、この豊富なデータから消費者の口コミや競合商品の売値などデータ分析に必要な項目を特徴タグとして自動生成し消費者の深層心理に迫ります。では、実際にどのようなユースケースがあるのか見ていきましょう。

国内市場の減少、価値観の多様化など消費者のLTV向上は全てのメーカーや小売業において至上命題となっています。消費者の購買心理を解明することは、製品開発やマーケティング戦略において不可欠です。Lazuli PDPは商品情報プラットフォームとして商品の基本情報だけでなくAIを活用しPOSデータに隠された消費者の購買心理をデータ化し、特徴タグとして商品1つ1つに情報を付与します。この記事では、特徴タグがどのように機能し、ビジネスにどのような影響を与えるかを探ります。

POS分析の最大の課題は〇〇しか分からないこと

POSデータ分析が直面する最大の難題は、POSデータが語るのは「いつどこで何を買ったか」までで、「なぜ買ったか」には迫れないことです。購買履歴は具体的な商品選択とそのタイミングを示しますが、背後にある消費者の感情や動機、ブランドへの忠誠心などの心理的要因は表れません。

これらの非可視な側面を理解することなく、マーケティング戦略や商品開発を進めることは、顧客ニーズの真の理解に至らない可能性があります。インタビュー調査やアンケート調査は消費者の生の声を集める上では有効な施策ですが、母数が少なく結果に偏りが出たり商品単体ではなくブランド単位でのイメージ調査までしか出せないなど欠点も存在します。

したがって日本最大級のビッグデータであるPOSデータをAIで拡張し消費者心理を捉える手法がこれからのビジネス戦略の新たな潮流となると言えます。

特徴タグで消費者心理と競合調査を楽々に

Lazuli PDPが生成する特徴タグは、POSデータを単なる購買履歴を越えて、消費者心理の解析と競合製品の調査を簡略化する強力な武器となります。このシステムは、Web上の口コミやECサイトの競合製品の価格といった、マーケティングや販売活動に必要な情報を自動的に収集し、商品に付与することが可能です。

AIが行う情報の拡張は、商品開発やマーケティング戦略を支える貴重なデータを提供し、従来の時間を要する調査作業を劇的に削減します。結果として、ビジネスはより迅速かつ的確に市場のニーズに応えることが可能になり、分析の深度を増しながら戦略的な意思決定を促進することができます。特徴タグは、これからの消費者分析の新たなスタンダードとなっていきます。

POSデータを120%有効活用する分析パターン3選

1. 価値観に基づいた顧客クラスタリング

購買データと特徴タグを掛け合わせて分析することで、年齢や性別、家族構成など顧客属性でのセグメントだけではなく顧客の価値観でのセグメントを実現します。「この人はこの商品をいつどこで買った」だけでなく「一見バラバラに見えるこの商品とこの商品の特徴タグは健康、ダイエット、低カロリー、自然派と共通因子が見出せる。もしかしたらこの人は健康志向で自然派な商品を好む人かも知れない」などのインサイトを得ることが出来ます。これにより、マーケティング戦略を精緻化し、各クラスターのニーズに合わせたカスタマイズされたレコメンドやキャンペーンが可能になります。

2. LTV(顧客生涯価値)の高い顧客の特徴推定

将来にわたって重要度の高い顧客や、チャーン(解約)しそうな顧客の特徴がわからないという課題に対して、LTVの高い顧客の特徴を理解し将来のLTVが低くなりそうな顧客のチャーン抑止に活かすことができます。顧客の過去の商品購入履歴から、LTVの高い顧客の価値観や購買行動の特徴を分析し共通の要素を見出すことでロイヤルティの高い顧客とチャーンしそうな顧客をデータで差異を見出しリテンション施策を企画したり、ロイヤルカスタマーへのさらなるファン化に繋げる施策を企画することができます。

3. 競合製品のマッピング

市場内の競合他社の製品と自社製品を比較分析することで、競争優位性を明確にし、製品改善や新たな市場機会の特定に役立てます。POSデータは自社の商品だけでなく競合の商品の購買履歴も得ることができる場合があります。競合商品の特徴や売値をマッピングし自社独自のポジショニングをデータで明らかにし商品開発に活かすことで、これまでの勘や経験に頼った商品開発からデータ・ドリブンな商品開発へと転換することができます。

まとめ

POSデータは、ただの購買履歴以上の価値を持ちます。Lazuli PDP が生成する特徴タグを駆使することで、今までに無い顧客クラスタリング、LTV推定、競合製品のマッピングが行え、マーケティング戦略の精度を大きく向上させることができます。Lazuli PDPは新たな分析軸の提供やデータクレンジングなど商品情報を活用したデータ分析に関わる課題を解決することができます。

POSデータをただの購買履歴として捉えるのではなく、購買ビッグデータとして会社の資産にすることで、消費者心理を深く理解する貴重な武器として商品開発やマーケティングに活かすことができます。

Lazuliではデータ分析における商品マスタの整備や加工に必要なプロダクトデータの提供・データ生成を行う「Lazuli PDP」の開発・提供を行っています。POSデータ分析や社内のデータの活用にお悩みを抱えている方は、ぜひこちらからお問い合わせください。

Lazuli PDPについてはこちら:https://lazuli.ninja/feature/