ECサイトでの販売が拡大する中で、購買活動における消費者体験が重視されるケースが増えてきました。本記事では、日々変化する顧客のニーズに対応すべく、顧客体験(CX)に着目した商品情報の整備について、メーカーの事例を交えてご紹介します。
Lazuliでは、以下のような商品マスタ・プロダクトデータに関する様々な課題にアプローチしています。
- EC掲載用データの自動生成
- 属性情報の統制・整備
- Webクロールによる競合調査・各チャネル毎の自社商品の販売適正化
- 小売業のPOSデータと卸、メーカーの出荷データの連結から理論在庫を可視化
- CX向上に向けた商品情報整備
今回は、「CX向上に向けた商品情報整備」について、家電メーカーでの活用事例とあわせてご紹介します。
様々な業界でECサイトやモールでの商品の販売が当たり前になる中で、デジタルチャネルにおける顧客体験(CX)の重要性が高まっています。
「商品が簡単に見つかる」「商品の情報が簡単にわかる」「他社製品との比較ができる」などの顧客が求める体験を実現するには、充実した商品データ(プロダクトデータ)が欠かせません。
例えば、商品の性能やサイズ、価格といった情報が商品データにあたります。また、製品そのもののデータだけでなく、管理用のコードや関連商品、検索キーワードや特徴タグなども挙げられます。最近では、購入時に顧客が比較サイトで口コミなどをチェックすることも増えており、商品の評価やレビュー情報なども商品データとして重要視されるようになってきました。
その一方で、社内であっても情報が分散していたり、データの形式が揃っていなかったり、場合によっては社外のサイトに取得しに行く必要があったりと、商品データが各所に点在し統一されていないことも多く、充実した商品データ管理を実現するためにはデータの収集・整備から行う必要があります。
これまで、そういった商品データの収集・整備は人手を介し、手動で膨大な時間をかけて行われてきました。その膨大な工数を削減し、商品データの統合・加工・整備を実現するのが、Lazuli PDPです。
◆ Lazili PDPが取り扱えるプロダクトデータの一例
プロダクトデータは単なる取引や売上管理にとどまらない、顧客に価値ある情報を提供し、データドリブンな意思決定を支援するです。カテゴリー情報、特徴タグ、レビュー情報など、従来は商品マスタでは扱われず、見過ごされがちだったデータを包括的に統合することで、企業は顧客の深層に迫るインサイトを抽出し、顧客体験の向上とビジネス成長の加速を実現できます。
Lazuli PDPでは、独自の技術を活用し、社内外の多様な商品データを自動で収集します。その後、必要な形式に合わせて自動でデータを生成・加工します。
実際に、Lazuli PDPを導入したメーカーでは、これまで、情報の収集・整備にかかっていた労力・時間を大幅に削減でき、自社サイトに掲載されている商品関連記事のURLなども同じマスタとして管理するべくデータの収集・構造化を実現しています。加えて、社外のデータもクローリングし、自社の商品マスタと合わせて整備することで、これまではデータ不足により実現できなかった顧客に対するよりパーソナライズされた体験の提供や高度な分析・施策管理の実施を目指しています。
このように、Lazuli PDPを利用し商品データの収集・整備を行うことで、データの統一化を実現し、多様なCX向上施策が実施できるようになります。
また、高度な分析・施策を行っていくためには、「どんな情報が必要か」「収集したデータをどのように構造化し、顧客に届けるか」など、データの利用用途からデータ構造に落とすなど、計画的に進めていく必要があります。
Lazuliでは、こういったデータ活用の目的・ゴールを見据え、お客さまと協議しながら、目的を実現させるための必要なカラム・データを確認し、テーブル構造から設計していくため、自社に合ったデータ整備を実現できます。
今後、データ活用の拡大により、商品を取り巻くデータはより多様化・複雑化していくと考えられます。それに伴い、顧客が求める体験もより高度なものになっていくでしょう。
そういった状況下で、商品データを効率よく活用することで、顧客体験の向上につながり、売上向上も目指していけます。
CX向上に向けたデータ活用の関連事例や、商品データの多様な活用法については、以下よりお問い合わせください。
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