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Lazuli PDP活用事例 vol.03:Webクローリングによる競合調査・各チャネル毎の自社商品の販売適正化

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Jan.8.2025
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メーカーや小売業において、他社の販売戦略の分析や自社の販売状況の把握は重要です。Lazuli PDPではデータ収集機能を用い、Webにある情報を収集、構造化することで、競合調査・自社製品の販売状況の把握を可能にします。今回はその詳細について事例を交えてご紹介します。

Lazuliでは、以下のような商品マスタ・プロダクトデータに関する様々な課題にアプローチしています。


  1. EC掲載用データの自動生成
  2. 属性情報の統制・整備
  3. Webクローリングによる競合調査・各チャネル毎の自社商品の販売適正化
  4. 小売業のPOSデータと卸、メーカーの出荷データの連結から理論在庫を可視化
  5. CX向上に向けた商品情報整備

今回は、「Webクローリングによる競合調査・各チャネル毎の自社商品の販売適正化」についての製造業・小売業での活用事例をご紹介します。

近年、消費者が商品を購入するチャネル・手段は多様化しており、その環境は目まぐるしく変化しています。そういった環境下では、製造業・小売業における競合調査や販売戦略の重要性が高まり、より高度でスピーディーな商品データ(プロダクトデータ)の収集・分析が必要とされます。

商品データには、商品の名称や規格だけではなく、原材料やカテゴリー情報、特徴タグ、レビューなど商品と顧客を取り巻くさまざまな情報が含まれます。

中でも、製造業・小売業では競合調査・販売戦略のために、以下のような観点でのデータの収集・分析が重要となります。

◆製造業

・複数の販売チャネルで商品情報に誤りが生じていないか
・各販売チャネルでの価格が適正か
・他社の類似商品と自社製品との差分は何か

◆小売業

・他社サイトにおいて、同一商品がどのような戦略で販売されているか(価格・カテゴリ)
・他社サイトと比較し、商品情報にどのような違いがあるか

こうした情報収集は各企業の商品部門やシステム部門が、手動で行っているケースも多い一方で、他社サイトや複数の販売チャネルに点在する商品データを鮮度高く収集・分析するのは簡単なことではありません。

そこで、Lazuli PDPでは、複数のWEBサイトをクローリングし、スピーディーに必要な情報を収集、データ生成・加工する機能を提供しています。これにより、手動で行われていた日々の競合調査やブランド価値の確認を自動でより高度なレベルで実現できます。

実際に、Lazuli PDPを導入いただいているC社では、自社製品を複数のチャネルでを販売しており、各チャネルでの価格や掲載情報の違いを考慮し、ブランド価値を損なわないように販売戦略を調整する必要がありました。そこで、各チャネルの販売価格や情報差分を発見し、販売戦略に合わせた調整をかけられることを目指し、Lazuli PDPのクローリングデータの利用を開始しています。それに加え、同時に競合製品の情報も収集し、分析することで、自社製品との差分を明確にし、製品の改善や販売戦略の見直しを通した収益向上も目指しています。

また、小売D社では、これまで自社リソースでの情報取得やデータ整形を実施しており、その取得情報は、価格・納期、レビュー数、使用されている画像数、説明分量、商品詳細情報等、多岐にわたっていました。ただ、チャネルの多様化が進むなど市場の変化を受け、組織内での、情報の鮮度や精度の要求が高くなるにつれ、自社リソースでは実現が困難になっていました。そこで、Lazuli PDPを導入し、クローリングデータを利用することでスピーディーで精度の高い情報収集を可能としています。今後は、より充実した商品データをもとに、競合サイトの分析をより詳細に行い、販売戦略の改善を目指していきます。

なお、Lazuli PDPでクローリングできる情報は利用目的を踏まえて調整可能で、様々な情報の習得が可能です。

販売チャネルの多様化や消費者のニーズの変化により、今後必要な商品データはより多様化し、情報の鮮度の重要性もより高まっていくことが考えられます。そのなかでクローリングはよりスピーディーで精度の高い情報収集における有効な手段です。

Lazuli PDPではWebクローリングにとどまらず、収集した商品データの加工・分析まで一気通貫で可能です。これにより、工数削減だけでなく、売上向上までつながるデータの活用を実現できます。

商品データの多様な活用法については、以下よりご確認ください。

製造業界のプロダクトデータ活用例:https://lazuli.ninja/useful/manufacturer_clients_best_practices/
小売業界のプロダクトデータ活用例:https://lazuli.ninja/useful/retail_clients_best_practices/

「データ活用が思うように進まない」「競合サイト・製品の分析を進めたい」といった課題をお持ちの方はぜひお問い合わせください。
https://lazuli.ninja/contact/