ECサイトにおいて商品情報の充実は重要なものの、そのデータの収集や整備には手間がかかります。今回は小売業の事例を交えながら、ECサイトにおける商品データ整備についてご紹介します。
Lazuliでは、以下のような商品マスタ・プロダクトデータに関する様々な課題にアプローチしています。
- EC掲載用データの自動生成
- 属性情報の統制・整備
- Webクロールによる競合調査・各チャネル毎の自社商品の販売適正化
- 小売業のPOSデータと卸、メーカーの出荷データの連結から理論在庫を可視化
- CX向上に向けた商品情報整備
今回は、「EC掲載用データの自動生成」について、小売業の事例を交えながら紹介します。
EC・ネットショッピングの市場は、コロナ禍で急拡大し、今では消費者にとってなくてはならないものになっています。それに合わせて、メーカー・小売業を中心に多くの企業がECサイトの立ち上げ、ネットショップの充実化に取り組み始めています。
ただ、店舗販売と比較し、ECサイトでの商品の販売には商品情報(プロダクトデータ)の充実がより求められます。
例えば、店頭販売であれば、消費者は製品そのものを見て、色や形、重さなどを直接把握することができ、原材料なども製品のパッケージなどに記載の内容で知ることができます。一方で、ECサイトでは、それらの情報を商品データとして登録する必要があります。また、色違い・サイズ違いについても、店頭なら一緒に並べることが可能ですが、ECサイト上で関連商品として表示させるためにはグルーピングが必要です。加えて、店頭での店員による接客もECサイト上では難しくなるため、商品の特徴やセールスポイントなどを説明する文章やキャッチコピーなども重要になっています。
ただ、こうした商品データの整備は、企業内外で各所に点在している場合が多く、そもそもの情報収集から始めたり、「青」「ブルー」などの表記ゆれを名寄せを行ったりと活用までに事前準備が必要です。また、多くの企業では、これら業務を手作業で行っており、膨大な時間・労力がかかってしまい、本来のデータ活用に時間が割けないといった課題が発生しています。
そこで、Lazuli PDPでは、WEB上の複数の外部データベースに点在していた商品情報を一括して収集・管理し、ECサイトに必要な情報を自動で生成することでこの課題にアプローチしています。
実際に、ECサイトを運営するA社では、幅広い商品展開を行う中で、手作業で商品データの整備を進めており、商品掲載業務の生産性を高めることが課題となっていました。
そこで、Lazuli PDPを導入し、AIを活用して自動で収集・加工・生成した商品情報をECサイトに反映することにより、利便性の高いECサイトを効率良く構築しています。
Lazuli PDPには、Lazuliが独自開発したクローリング技術で収集したデータが搭載されているため、オンライン上で公開されている商品情報を自動で取得し、適切なフォーマットに整えた上でECサイトに反映することが可能です。
コロナ禍以降、ECサイトの利用が加速する中で、商品情報の整備は必須であり、その質の高さもより重要になっています。Lazuli PDPでは、AIを用いた名寄せ機能、商品名・キャッチコピー・説明文の自動生成機能などを用いて、ECサイトの商品情報の充実に貢献します。
EC掲載用データの自動生成に関する事例や、そのほか商品データの多様な活用法については、以下よりご確認ください。
株式会社ヤオコー プレスリリース:https://lazuli.ninja/news/yaoko_lazuli_pr/
株式会社ニトリ プレスリリース:https://lazuli.ninja/news/nitori-begins-pilot-installation-of-lazuli-pdp/
「ECサイトでの商品情報を充実させたい」「データ整備を自動化・効率化したい」といった課題をお持ちの方はぜひお問い合わせください。
https://lazuli.ninja/contact/