AI技術を活用した、クラウド製品マスタ「NINJA DB」*の開発・提供を行うLazuli(ラズリ)株式会社(本社:東京都文京区、代表取締役:萩原 静厳、以下Lazuli)は、3月4日、CDP(カスタマーデータプラットフォーム、以下CDP)を提供するトレジャーデータ株式会社(本社:東京都千代田区、社長執行役員:三浦 喬、以下トレジャーデータ)とパートナーシップ契約を締結しました。
現状では、生産から流通、小売まで、サプライチェーンにおける商品マスタ情報は統一されておらず、各企業が独自に商品情報や商品関連のメタ情報を作成、管理しており、それがDXの推進を阻む要因となっています。Lazuliが提供するAI商品マスタ「NINJA DB」は、世界中にある製品情報に対して、画像解析・文章解析・ディープラーニングなどのAI技術を適用し、名寄せやメタ情報の生成を行ない、この課題を解決します。今回の「NINJA DB」とTreasure Data CDPのAPIを介した連携サービスの提供により、企業におけるデータ利活用によるビジネス変革、オペレーション革新を促進し、CDPを介して、より円滑かつ高度なマーケティングやCRM、オペレーションの自動化を実現します。
この度の協業によって、Treasure Data CDPの利用企業は自社で保有する商品、販売データ等と商品マスタデータを掛け合わせた分析がシームレスに行うことができるようになります。これにより、カテゴリ単位での需要予測をはじめとしたデータドリブンなサプライチェーンの実現や、ロングテールでも効果の高いレコメンド、クロスセルによるLTV向上、デジタル広告のROI向上、サイト上でのUX改善といったマーケティング領域のDXを実行することが可能です。
Lazuliは、両社の製品を連携させることで新たに生み出すことのできる、データを活用した深い顧客理解と、顧客体験の向上、さらには企業の価値向上のため積極的にDX支援を行っていきます。
* NINJA DBとは
Lazuliが開発・提供する「NINJA DB」は、AI技術を活用し、世の中の商品情報を収集/整理/拡張し、誰でも使いやすい形で商品情報を提供するSaaS型クラウド製品マスタです。2020年11月時点で、国内トップクラスとなる、約2,700万件の商品数、640万件のJANコード付き商品数を保管しており、今後も保管する商品数を拡大していく予定です。
<Lazuliについて>
Lazuliは2020年7月に設立されたスタートアップです。高度なAI技術とクラウドを駆使し、AI商品マスタとして、世界中の商品情報をビジネスに関わる誰もが利用できるSaaSの開発と、提供を進めています。商品が製造、流通、販売される中で、企業間、あるいは企業内においても、商品に関するデータはスムーズに同期されていないのが現状です。これがDXを阻害している大きな要因の1つと考えています。Lazuliはこれを解決すべく、ビジネスに携わる人が容易に商品の情報にアクセスできるSaaS型クラウド製品マスタNINJA DBを開発・提供しています。
※「Lazuli」とそのロゴ、記載されている製品・サービス名などは、Lazuliの商標・登録商標です。無断複写・転載を禁じます。
<トレジャーデータについて>2011 年に設立されたトレジャーデータは、市場の草創期よりCDP を提供しており、現在、「TreasureData CDP」は、急成長中のCDP 分野でリーダーの地位を確立しています。トレジャーデータが提供する「Treasure Data CDP」はデジタルトランスフォーメーションの基盤であり、企業のデジタルトランスフォーメーションに必要な顧客理解、顧客体験の最適化をサポートします。企業は既存の仕組みと「Treasure Data CDP」を連動させて、様々なデータを柔軟に収集、大規模かつセキュアに統合・分析することができます。トレジャーデータは、フォーチュン500 やグローバル2000のエンタープライズ企業をはじめ、400 社以上の顧客企業を有するArm Limited の完全子会社です。